2020年度上半期のハイライト

  • 強力なフリーキャッシュフロー1 の創出 - 76百万ユーロ (2020年上半期、2019年上半期は21百万ユーロ) - で933百万ユーロの堅固な流動性ポジションを強化0.8倍の低レバレッジ (リース除く) を確保(2020年7月31日時点)
  • 継続的な経常売上により事業基盤は堅実 - 新型コロナウイルス感染症の流行下でも安定 (2019年上半期に対する有機的変化率-5.9%、うち-4.5%が主要事業によるもの)
  • 2020年上半期の売上高は485百万ユーロ、有機的売上変化率は前年比で12.8%3 と限定的な減少、うち-10.5%が主要事業によるもの
  • 販売は段階的に回復 - ビジネスプロセスオートメーションとパーセルロッカーソリューション分野を中心に5月以降回復基調
  • 利払前税引前利益 (EBIT)4 - €61百万ユーロ (2020年上半期、2019年上半期は93百万ユーロ)、積極的なコスト管理で収益性が向上 – EBITDA マージン 21.5%売上総利益率は 73.4% で安定 (2020年上半期、2019年上半期は各24.6%/73.8%)
  • 帰属純利益 - 21百万ユーロ (2020年上半期、2019年上半期は47百万ユーロ)

事業の発展と成約拡大

  • 小売/配送セクターで60百万ユーロを超える複数年に及ぶ新規契約を数件獲得 (以下一例)
    • 米国小売セクターで初となる大型契約を Lowes と締結、全国に1,700箇所以上のパーセルロッカーを展開
    • 日本におけるヤマト運輸との新規契約でパーセルロッカーライトを3,000箇所に展開
  • 主要フィンテック企業 YayPay™ の取得 - SaaS 売掛金自動化ソリューションに特化する企業
  • 新たな革新的製品の投入 : Quadient® Impress™、Parcel Locker Lite™、iX シリーズ

2020年見通し

事業ポートフォリオの面で、Quadient はデジタルソリューションへの移行の加速とeコマースの興隆から恩恵を受けられるユニークな立場にあります。

逆境に耐えた2020年上半期の堅牢な業績に続く2020年下半期の業績においては、ビジネスプロセスオートメーションとパーセルロッカーソリューション分野の成長が推進力となり、収益のトレンドが改善するものと期待されます。

新型コロナウイルス感染症に関する状況の深刻化と今後の経済環境の悪化による影響を除き、Quadient は2020年通期5業績を以下のように予測しています。 

  • 有機的売上変化率は2019年比約10%減
  • 利払前税引前利益 (EBIT) 4 は135百万ユーロ~145百万ユーロの範囲6
  • フリーキャッシュフロー1 100百万ユーロ超6

 

デジタルチャネルと物理チャネルの双方で顧客との意義あるつながりを実現するビジネスソリューションで業界を主導する企業、Quadient (ユーロネクスト・パリ : QDT) は本日、2020年第2四半期の連結売上高と上半期の業績を発表しました。

Quadient の最高経営責任者を務める Geoffrey Godet は次のように述べています。「当社の非常に経常的なビジネスモデルの力、厳格なコスト管理策の実践、困難な経済環境に際して発揮された俊敏性を主な要因に、今上半期、Quadient は 21% 超の EBITDA マージンに見られるように高水準の収益性と極めて検討な流動性ポジションを確保することができました。当社の3つの成長エンジンは全般に堅調で、Quaientのソフトウェアソリューションとスマートハードウェアの統合型プロバイダーへの変革が時流に即していることを示す結果となりました。ロックダウン措置によりメール関連機器、用品、サービスやライセンスの販売は大幅に制限されたものの、ソフトウェアのサブスクリプション売上とリース・レンタル売上を両輪とする当社の継続性の高いビジネスモデルにより、新型コロナウイルス感染症拡大の影響の一部が軽減されています。」

「現在の状況は、Quadient のソリューションの必要性をこれまで以上に高めるものであり、顧客がマルチチャネルでのパーソナライズされたデジタルコミュニケーションの採用を進め、eコマースの興隆を受けてラストマイル配送の効率化を図る中、当社は将来的にも恩恵を受けられるユニークなポジションに位置しているものと考えています。」

「同時に当社では、4つのソリューション分野で実践している複数の施策でも明らかなように、戦略の実行に絶え間なく取り組んできました。顧客のドキュメント管理のための完全統合形クラウドプラットフォーム、新たな料金別納表示印字機シリーズやコンパクトなパーセルロッカーなどの革新的な新製品投入がその一例です。パーセルロッカー分野では、英国の住宅セクター、加えて米国の上位10位に入る小売りチェーンとの契約締結を契機に米国小売セクターへの参入など新市場開拓を実現し、日本ではヤマト運輸とのパーセルロッカー契約も新規に締結しています。加えて、カスタマーエクスペリエンス管理分野でも有望な販売契約を確保しました。また、ProShip の売却と売掛金自動化ソリューションに特化する米国のフィンテック企業 YayPay の取得を通じて事業ポートフォリオの再編を続けています。こうした進展はいずれも、当社の顧客を支援するものとなり、Quadientの将来にも貢献するものとなるでしょう。」

 

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